「ジャコメッティ展」@国立新美術館 2017年6月14日~9月4日
7月15日(日曜)の午後に、家族でジャコメッティ展に
行ってきました。
前回の草間彌生展に比べると、人は少ないですが、
小さな彫刻から大きな彫刻までを
堪能するためには、ちょうどよい混雑具合だと思います。
ちなみに、音声ガイドは速水もこみちさんでした(聞きませんでしたが)。
ジャコメッティといえば、針金のように細い彫刻で有名です。
これは、彼が見える姿通りの彫刻を作る為に、
試行錯誤し、生命を表現する為に不要と考えたものを
削ぎ落したものと言われています。
この写真は、展覧会内での撮影可能エリアで撮影したものです。
私はそれまで、ジャコメッティの作品を直接見たことがなく、
あまり興味もなかったのですが、
とても良い展覧会だったと思います。
細い、凸凹している、長い、小さい、大きい、
色々な形の形容詞が彼の作品にはあります。
そして、これは素人の個人的な考えなのですが、
ジャコメッティも草間彌生も、
人にどう見られたら良いか、
どんな作品が評価されるか、
こうしたら、かっこよいのではないか、バランスがよいのではないか、
といった、意図的な制作をしていないのではないか、という事です。
彼のデッサンを見ても、
人間の顔に線が無数に書かれ、
一般の人が見たままに書こうとするデッサンではなく、
その人のオーラというか、
その人の存在というか、生命を書き留めようとしているように感じました。
また、これも個人的に感じたことですが、
彼が、彫刻とする際、
そのモデルとの人間関係が構築されている場合、
削り落とされた針金的な彫刻ではなく、
肉付きを感じさせるものになるという事です。
例えば、弟の彫刻が4作品あったのですが、
サイズは違うものの、どれも、角度やある程度のDetailまで
同じように見えたのです。
つまり、彼は、「人間性まで知っている弟を外見ではなく、生きている人間の彫刻」に
したと考えました。
これは、妻や友人の彫刻にも表れています。
町を歩く人、女性、男性、
こうした人たちの人間性までを彼が知る由はありません。
だから、生命の存在のフラグとして表現したのだと思います。
小さい、大きいは関係ありません。
大地に生きる、存在するものを捉えた彫刻なのだと
思いました。
ちなみに、写真撮影可能エリアには
大きな3作品が展示されています。
なので、私も📷しちゃいました(笑)
題は「男と女」???
余談ですが、ジャコメッティの「指差す男」はオークションで最も高い値段で落札された
彫刻としても有名です。
ちなみに、その値段は1億4100万ドル(158億2485万円@112.233)!!
そう考えると、この展覧会のすごさが、
また別の面で感じられますね(下世話ですが💦)
また、こちらの本で予備知識を持たれて、行かれると
違った感動に会えるかもしれません。
実は、主人の実家にはジャコメッティのレプリカがあったのですが、
お気に召した方は、ご購入されるのも、
良いかもしれませんね。
彼の彫刻は空間に溶け込むので、どんなお部屋にも合うと思います。
暑い日々が続きますが、
ジャコメッティ展で、心の安らぎ&洗浄感を
味わわれてはいかがでしょうか?
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